ひまし油誘導体

ひまし油由来の基礎原料

ひまし油導体は、ひまし油を種々の化学反応を活用することで得られる生成物です。その特徴的な構造から油剤工業、化粧品工業の原料や医薬品、ポリエステル樹脂、印刷インキなど幅広い用途に利用されています。

  •  脱水ヒマシ油(DCO)・重合脱水ヒマシ油(Z-3)
  • 脱水ヒマシ油は不乾性油であるひまし油を、化学反応により乾性油に変性したものです。

    主な特徴

    脱水ヒマシ油(DCO) 特徴

    あまに油よりも速乾性であり、塗膜は非黄変性、耐密着性、耐化学薬品性、耐水性、可撓性、硬度、および光沢などいずれも優れています。

    重合脱水ヒマシ油(Z-3) 特徴

    脱水ヒマシ油(DCO)を熱重合により粘度を高めたもので、桐油と比較して、ワニスクッキングの際に、ゲル化の懸念がはるかに少なく、またコールドカットも可能であり、ワニス製造管理が非常に容易です。

    主な用途

    ・印刷インキ
    ・ワニス
    ・速乾エナメル

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